人に触られるのが苦手です。
というか、パーソナルスペースを犯されるのが嫌いで
一定距離以上を必ず置く。
好きとか嫌いじゃなくてどんな相手でもここまで、を決めている。
そのパーソナルスペースを唯一私に遠慮することなく破れるのは暁さんだけ。
初めに会った時にてを差し出されておずおずと握ったその時に
ピッタリと手が吸い付くようにくっついた。
そして心地よい温度で緊張感をほぐすようにフワリとでもしっかり繋がれた手のひらが気持ちよかった。
もちろん、会うまでの心象がとても良くて会うのが楽しみだったのはある。
それを差し引いてもこの気持ち良さは初体験だった。
勿論、体を重ねた後も汗の匂いすら心地よくて擦り寄り眠るようになってしまった。
会うと皮膚の一部でも触れていたくて足元にペタンと座るようになった。
膝に顎を乗せて見上げるような体制を取る時間が幸せ。
私の視線に笑って頭や顎や鼻先を撫でたりくすぐる目線が柔らかくて嬉しい。
だから、何度お会いしてもきっと足元に座り見上げることを繰り返すのを辞めない。
腕の中で甘やかされるのも嬉しくて、腕を広げられたら迷わず飛び込めるようになった。
体温と匂いと感覚を全て暁さんだらけにして
視界を暁さんの胸の中にする。
この庇護をされる世界に住めることが幸せ。
体温がこんなに気持ちいいのも暁さんが教えてくれた。
即座にシャワールームに駆け込まず微睡み抱かれる良さを知ることができてよかった。
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