今回も大きな街でお会いすることが出来た。
お時間がこちらの方が取れるからと。
長い時間ご一緒できるのはホントに贅沢なことだ。
嬉しいので新幹線の時間が長くても苦にならない。
お会いして朝ごはんをご一緒する。
喫茶店にするか、それとも他のものにするかと一通り地下街を回りながら悩みカレーのチェーン店に入る。
朝カレーとか久しぶりだなぁとスパイシーなカレーを食べながら
朝からモリモリと召し上がる暁さんをみて嬉しくなる。
雨がしとしとと降りしきる街を相合傘で歩いていただけたのも嬉しかった。
私が濡れないようにとお気遣いいただいて多めに傘を傾けていただく。
街中で手をつなぐことが出来ずちょっと残念だった先日。
今回は雨のせいにして暁さんの腕につかまる。
ガソリンスタンドがあったから多分こっち!
という私をからかう暁さん。
比較的方向音痴の気が強いのは暁さんもご存知なのでからかい甲斐もあるようだ。
それでもほぼ迷わずホテルに到着できた。
濡れたコートとスーツを預けてくださる。
クローゼットへかけて皺にならぬように干す。
私が濡れないようにしてくださった代わりにこんなに濡れてしまった。
申し訳なくなる。
気にするな、と笑ってくださるのは嬉しいけどお風邪を召されないといいなと思う。
「言う事があるんだよな」
その言葉で先ずはきちんとお話が出来なかったことを謝る。
偽りは言っていないが言葉が足りなかったこと、説明が足りなかったこと。
それは暁さんへの不義理でしかない。
手をついて頭を下げた私の頭に手なのか足なのかポンと触ってくださる。
そして、誓約書をお渡しする。
以前、お渡しした誓約書より自分への課題を厳しく挙げた。
思ったこと、感じたこともすべてお伝えすること
課題への報告義務
勿論、今までも努力はしてきていることだ。
でも出来てきていることだからこそ
そこからは水準を下げない。
これは、最低限できるべきことなんだと。
お仕置きが思いつかなかったことも説明した。
「何をしていただいても結局喜んでしまいそうなんです。」
と言う私に苦笑をする。
一番私が堪えることは暁さんが私を捨てることだ。
でもそれはお仕置き・・・ではなくて最後の手段だろう。
私がご主人様の意に沿わないものになり
そばに居なくてもいいと思われたときに最後にされることだ。
でも、その前段階と言うものがどうも私には考えられなかった。
なので、お願いをした。
「暁さんの思う方法で、お仕置きをして下さい」
もう、この際だ怖いと思ったことでもお仕置きなのだから受け入れよう。
痛かろうが苦しかろうがお仕置きなのだからと頭を再び下げたのだった。
ランキングに参加しました。
よろしかったらクリックしてください。