かまととぶるわけじゃないけど
性的行為にあまり興味を持たないようにしてきたせいか、あまり性的な知識がない。
ネットで探してみよう、とすれば何でもかんでも見つかるお年頃の育ちだ。
今思春期の子供よりは難しくても、親世代の紙ベースの知識の頃よりは容易になんでも調べられる。
だけれど、敢えて私は知識を入れるという行為に及ぶことができなかった。
性的行為に罪悪感があるから。
えっちなことはいけません、と躾られた。
幼稚園の頃、仲の良い男の子がスカートをめくるようなことをすると
烈火のように怒り、汚らわしい事をするなと叫ぶような母親に育てられた。
ローティーンの頃に少し性的な行為が掲載されてる中学・高校生向け雑誌があって
それを読んでいただけで手から雑誌を払い落とし洗面台に連れて行き手を洗わせてなんてものを読むのだと怒鳴り散らした。
そのような事があったからか性的な知識を得ることや行為をすることが悪いことだと認識していた。
20代前半の頃、精神的に荒れて節操なく男の人と行為に及んでいた頃の私は
自罰感から行為に及んでいたのだと認識している。
この、顔も覚えていない男たちとの行為の中から自分の嗜虐志向やマゾヒズムを認識していたがその中身まではよく知らなかったのだ。
幸運なことに?
職業女王様が友人にいるので彼女がこういう世界があることを身近に教えてくれた。
ある時は麻縄を煮ながらこれは人を縛るためのものなんだよ、と小手高に縛られたりとかしながら。
こちら側の世界を開くことを是としてくれる人が居る事で私は暁さんへ出会うための一歩を進められた。
そして暁さんと会うようになってから自分が乱れる事を喜ばれて嗜虐志向を受け入れられるようになった。
叩かれて濡らし、踏み付けられて震える
そんな女を肯定してくれる男がいることが本当に私には嬉しかった。
こんなプレイもあるのか
こんな事もプレイになるのか
未だ未だ学ぶ余地はたくさんある。
今の私は暁さんが与えるものを夏草のように吸い上げて育っている。
そして、育った私を喜んでもらえたら嬉しいと心から思う。
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