さて、抜管に文句持ちつつ自室へ運ばれる私。
帰りはさすがにベッドごとの移動です。
自分のベッドにキャスターついてて手術室から乗り換えなしでそのままお部屋に投入されるのは驚きでしたねー。
麻酔効いてる間にベッドへは移されてたのね…
なら抜管もだな…(しつこい)
自室に戻ったらまず暁さんにメッセージ
比較的すぐの返信で麻酔の事故なく無事に帰ってきたことを喜んでもらいました。
内容自体は本当に難しくはない手術です。
新人研修医にすら執刀させられるレベルのもの、なのですが
(私はかなりの肥大と持病の兼ね合いで見学はされましたが執刀は主治医でした)
他の人の3倍、麻酔事故のリスクはあると聞かされてました。
なのでかなりご心配をおかけしていたようです。
お仕事中であろう時間に返してくれたメッセージは本当に心配してたことを感じます。
次、お会いするときは心配をかけたお詫びと御礼をせねばと心に決めました。
そして、変人先生…まず手術直後にやらかしてくれました。
家人に術後の説明をしてくれるのですが
「あ、無事取れました⤴︎!これ、扁桃腺です⤴︎おっきいですよね!こんな立派なの俺も久々です⤴︎」
ちょっ!チャラっ!あと、家人医療関係の人間だからグロ注意しなくていいやっ!て思ったのかもだけど警告なしに切除部位みせるな!グロ注意!!!
語尾がアゲアゲでその上切除部位警告なくみせるという愉快っぷりに家人も流石に驚いたようです…
そして、術後
まあ、他のドクターが来ることも多いのですが毎日回診がございます。
他のまともな喋り方をするドクターには
「あー執刀医は…あ、あの先生ちょーっと面白いけど腕いいんですよ、かなり肥大してる状態でここまで綺麗に取れるのは彼だけですからね。」
と腕に関してはお墨付きもあってまあ安心してたのですが…
変人先生と研修医というセットで退院日2日前に回診に来た時
研修医「はい、葉月さん経過は良さそうですね。お痛みは…まあ嚥下痛続いてますかー。これは遠慮なく痛み止めで押さえましょう。耳もね、中耳炎にはなってないし痛いのは放散痛ですね。薬で押さえましょうか。」
変人先生「傷口、僕も見ますねー。あーよしよし。葉月さん大きくとったからね放散痛きついのは仕方ない。で、Aくん葉月さんの傷どーよ。」
研修医「かなり広範囲で切ってますね」
変人先生「右側見てくれた?ここがねー難関でね!癒着しちゃってたから取るの大変だったんだよー」
研修医「そうなんですねー。あ、葉月さんもう一度見せてください。すみません。」
(口開ける)
研修医「あ、ほんとだ。確かにすこーし奥まで入ってますけどきれいな傷ですよね」
変人先生「俺だもん」
…己らカンファレンスは患者の前ですんな!
腕自慢も後でせーーーーい!
ナドナド枚挙にいとまのない変人ぶりで入院中は楽しめました!
そして食事はかなり苦戦
もともと食欲魔人の私。
ですが…嚥下が痛い!とにかく痛い!
重湯→三分粥→五分粥
とランクアップしていったのですが
食事時間が30分越えは余裕でしてまして…
実は5キロほど痩せました!
そして食事量も結構減りました。
今まで余裕の男性一人前だったのが
今や女性の一人前程度しか食べれません!
もう普通に食事は出来ても量がとれなくなりました。
退院後一月以上経過してもう痛みは無いのですが縮んだ胃はまだ戻らない様です。
いいダイエットになりそうなのでこれはこのままでいいや!
暁さんに心配されながらの入院生活。
実は会えない原因でもあったこれ。
だけれども今後の健康を考えるとやはり切ってよかったなとは思ってます。
仕事復帰して思ったのが声を出しやすいということ。
スムーズに引っかかりなく声が出るのは本当に幸せです。
元気になった灯里ちゃん
はやく暁さんに遠慮なく喉を使ってほしいなと思うのでありました。
…ある人にイラマ楽になったよ(私だけかもしれないから期待しすぎない様に)って言われたのよね
イラマが、お好きな暁さんに楽しんでもらえる喉になってればいいなーと思うのでした。
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