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これも、俺のモノ12

膝で甘えた後は、前日テーマパークで家族サービスをしてお疲れの暁さんにマッサージをする。
握力の低下が著しく
※最近、スマホの片手持ちもできなくなった。
満足な力で揉めないことを謝りながらもリンパを流していくようにマッサージする。
足がしんどい、とのことで臀部から足にかけて浮腫み抜きと血流が良くなるマッサージだ。
マッサージをしながら日常会話。
あまり、暁さんのプライベート、には触れないけど昨日のテーマパークは私も好きなテーマパークでもあるのでお話を聞く。
人気のショーのお話とかは本当に行きたくなる。

マッサージを終えてまた、二人まどろむ。
前夜ほとんど眠れてない私と、前日家族サービスの暁さんはとにかく眠たい。
好きな男、の体温の中で安堵しながら眠る。こんな質の高い睡眠を逃したら私の精神力は削れるばかりだ。
入院、家の事、友達の事、フラッシュバックしてしまった心の傷。
ゴリゴリガリガリと削れてた心に傷薬を塗るように、優しく優しく撫でて下さる手。
痛いとも辛いとも暁さんにしか言えない弱虫を、なだめるように抱いてくれる腕。
全てが全部、綺麗に治ることはないのかもしれない。
でも、ここにいる時だけは安心して目を閉じることができる。
怖い夢を見るのが嫌で眠れない私がそれを感じずに眠れる場所だから。
そんな甘えたを抱き寄せてくれる暁さんに感謝しかない。

ふと、起きてご奉仕。
ちょっとぼーっとしてるから舐めてていいぞ
と、許可をもらう。
少し硬くなったり、フニャリとしたり
そんな、オチンポ様が愛おしくなる。
好きにさせてくれる暁さんは、小さい子供のいたずらを見守る目で私を見てる。
ほんと、可愛らしいと言わんばかりの目だ。
暁さんの目に欲ではなくて庇護が映るこの時間もとてもとてもうれしい。
ゆるゆるとした刺激に飽きたのか、手を使うことも許可される。
含みながらしごくと達してもらえた。


うとうと、しながら謝る。
ご迷惑をかけたのは事実だ。きちんと謝らないと。
それに対して
チョロチョロしてるのを見てるだけ
と答えてくれる
これが面倒なんて思うほど小さい器ではないつもりだよ
と教えてくれる。
性的な関係だけ、じゃなく心をつなぐ主従を求める暁さんは
自在落下する私の心すら俺のものとして飲み込むのかと、嬉しくなる。
そこ、をも求められて私の被支配欲がざわりと刺激される。
暁さんの「俺の物」は深く大きい。
もしかしたら、私が思うよりもずっとずっと暁さんは独占欲が強くてらっしゃるのかもしれない。
でも、それに飲み込まれてしまうことをきっと幸せに感じるようにしてくれるのが暁さんだ。
私の「被支配欲」と暁さんの「支配欲」
どちらが大きくても二人で満たしあえたらいいなと思う。

少し早く帰りの時間になってしまった。
社用電話がこまめに鳴ってしまい、休みを取ったはずの暁さんは社に戻るらしい。
まあ、仕方ないのは百も承知。口では少しの不満を告げつつもそれだけで笑って許せる程度、なのだ。
帰りの車中はワイドショーの流れる車内でケタケタと笑う私が戻っていた。
行ってこい
の言葉は暖かい。
頷き、車を降りる私を見る目は暖かくて
早く早く、また呼んで欲しいと心から思った。



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これも、俺のモノ11

抱き寄せたまま腕の中に私を埋めて、抱き枕にした暁さんからは寝息が聞こえる。
遠慮して離れようとすると、ぎゅうと捕まえられる。
そのまま私も眠りに落ちてしまった。
久々に感じる安堵感。
ここにいていいんだ
という肯定感はとても暖かくて
隣で眠る暁さんは、とても愛おしくて
好きな男に抱かれる事は、幸せで。
やっと心の中の氷山は溶解した。

お目覚めになってくっついて
甘やかしてくれる暁さんにじゃれたりして遊ぶ。
したたか眠ったようでお昼が近かった。
お弁当を求められてお出しする。
甘い卵焼き、肉団子を楊枝にさしたもの、おにぎりは昆布と和風ツナ混ぜごはんの二種類。
備え付けのグラスに持参したペットボトルのお茶を注ぎお渡しする。
そして、バレンタイン前なのでとカップで焼いたガトーショコラをお渡しする。
ありがとう、と受け取ってくれるそれを食べてもらえるのが嬉しい。
美味いな、と笑いながら食べてくれるのが幸せ。
私のお料理も製菓も素人レベルは出ない。
それを満足そうに食べてくれる人がいるのはとても満たされる。
二つお入れしたガトーショコラは私に片方分けてくれる。
同じものを二人で頰張り、顔を見合わせて笑う時間は温かくて
次のお弁当も頑張ると思えたのだった。

食後、素直に膝に頭を乗せる。
ソファーに掛けた暁さんの足元に座って甘える。
やっと、何時もの私で甘えられているな…と思う。
私の頭を撫で顎をくすぐる、そんな笑顔の暁さんにあえて嬉しい。
本当にこんなに大切にしてくれる人は他にいなかった。
私が泣きたくても泣けなくて、心のこもらない笑顔が得意で、意地を張ってほんとはヘトヘトなのに見せられない。
そんな可愛らしさがゼロの女をここまで手なづけて、慈しんでくれる。
暁さんに向ける笑顔には心からの楽しさや嬉しさを向けられる。
そう、育ててくれた人がやっぱり私は大好きだ。





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これも、俺のモノ10

後始末を終えて部屋に戻ると、ベッドに暁さんが居る。
上がっていいのか、と逡巡する私を笑い呼んでくれる。
ベッドに上がるとまずはぎゅうと抱いてくれる。
おずおず、と腕を回すとそうだと言わんばかりに撫でてくれる。
暁さんの体温と匂い、が幸せを運んでくれる。
離れようとか逃げようとかは思わなかった。
でも、怖がり怯えてる私は逃げ出しそうに見えたのかもしれない。
丁寧に丁寧に抱きしめて撫でてくれるこの腕は、どう足掻いても私を惹きつける魅力的な場所だ。
逃げません、と伝わるだろうか
しがみつく私の心をどう伝えたらいいかわからなかった。

ちんぽに触らず、勃たせろ。
と命じられどうしようとなるわたしに乳首から舐めるように教えてくれる。
ちゅう、と吸い付くと髪を撫でてくれる。
撫でる手が嬉しくなるわたしは、乳首から耳、首、鎖骨、脇、顎とペロペロなめる。
そして、暁さんの指も私を責め立てる。
もうグダグダに濡らしたおまんこはぐずぐずで、少しクリを触るだけで身体は跳ねる。
でも、イく事は許されずもう一歩、あとひと撫でのところを揺蕩う。

もっとほしい。もっと、気持ちよくなりたい。
でも、終わりたくない。この海に漂って感覚をドロドロにしてしまいたい。
ただ本能だけ優先させて溶けて堕ちてしまいたい。


暁さんの肩口に顔を埋め痙攣するだけの「淫な獣」になるわたしを責める声は愉快そうで
声を上げ、喘ぎ叫ぶ私の身体が跳ねるのを、愉快そうに弄るその手にわたしはわたしを任せるしかなく
赦された時には何度も何度も快楽の谷底へ突き落とされた。

体にまだ熱が残る、そんな状態のわたしを四つ這いにさせる。
まだ使ってやらんとな
そう告げる暁さんの手にはローションが握られてる。
一本、二本と指がアナルに沈む。
ウグゥ、と鳴く私を見て三本目。
痛みを逃がすようにぐぁっと鳴く。
私の指で三本までは自分でセルフ拡張をしていたのだが、いくら平均女性並より大きな手でも、男性の指の太さにはかなわない。
何時もより押し拡げられるその感覚に息を吐き、硬さを逃すしか耐える術はない。
違和と痛みだけじゃない感覚がまだ遠い。
早く捕まえてしまいたいのにその感覚には指が届かない。
知ってる感覚に届かない焦燥感もある。

久々だからちんぽにもローション塗ってやろうな

と、いつもより潤滑剤を使ってくれると告げられたあとにグッと腰を進められる。
ぐがっ、と声を上げる私にまだまだ、と腰は奥に進む。
何度か出たり入ったりを繰り返されると、ぐりっと突かれるそこに気持ちよさを覚える。
引き抜かれる感覚に甘い感覚が走る。
捕まえたその感覚に集中する。
お腹の奥が熱くてゾワリと何か湧き上がる感覚
引き抜かれる時のゾクりとする感じ
この二つを感じてコレを捕まえると途端にくたりとなる。

上げる声の質が変わるのを暁さんは見逃さない。
ぐっあぁ、と鳴く私を愉快そうに玩弄する。
顔を枕に埋めて、後背位で犯されるそこの感覚に性的な甘い気持ちよさと「悪い事してる」背徳感がぞわりぞわりと満たされていく。
粘膜が元々薄い私はそこの出血も早い。
出血を見た段階で、暁さんはそこから引き上げてくれる。
手加減できないかもという予告はあったから傷を負う覚悟はしてたけれど
深傷にならないようにしてくれるあたりは安心して委ねられるなといつも思う。

熱り立ったオチンポ様からゴムを外され、口に含むよう指示をもらう。
じゃぶじゃぶ、レロレロと舐める私に
飲みたいか
と、問いかけてくる暁さんに、勿論と返す私。
手淫口淫を施す私を見て、精を放ってくれる。
久々のそれは美味しいと素直に思えてコクリと嚥下する。
そんな私を見て、抱き寄せて口付ける。
軽く触れるキスのあとに少し深いキス
可愛がられてるなと安堵をくれる口付けに思わず笑顔を返した。




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これも、俺のモノ9

ペタリと、四つ這いになる私のアナルにローションを塗りこめ、まずは指を入れる。
ぐう、と鳴くわたしにイチヂクの薬液を突っ込む。
二つ、注入された。
この感覚はやはり好きにはなれない。
でも、お腹の中をきれいにしてからじゃないとあとで自分が後悔するのだから我慢。

薬液がお腹に回るまでとしゃぶることを命じられる
口に含んでほんの少しでお腹に痛みが走る。
さすがに二つは効くようで直ぐに根をあげる。
俺がいくまでダメと言ってみようか?
と戯れに私に問う暁さん。
イヤイヤと首を振りながら、それでも口からは含んだものを出そうとは思わない。
戯れ、が本気になってしまったら絶対許してもらえない。

スカトロ趣味はない暁さんは、直ぐにトイレは許可してくれたけど
羞恥趣味はある暁さんは、一人で個室に入る事は許してくれない。
足を開くよう指示される。
開くけどイヤイヤする私に
恥ずかしがる姿を見るのは楽しい
と羞恥趣味の楽しみを伝える。
そう、暁さんの好物は恥ずかしがって真っ赤になったりイヤイヤとしている顔だった。

我慢ができず、出してしまう。
排便だけではなくお腹の痛みに引きずられたのか排尿までしてしまう。
ヤダヤダと口にはあげないが態度に示す私をからかう。
臭いを嗅ぐ素振りを見せたりして恥ずかしさを煽る。
足を閉じたい、始末させて欲しい、なのに許してもらえない。
出し切るまで、それが続き私にとってハードルアップの一言が告げられる。
今後、トイレに行くときはドアを開けてすること。
暁さんといる時はドアを開けてトイレを済ませないとならない、のだ。
その命令に対してかなりの羞恥と狼狽を現しながらも首を縦にふるわたしに満足したのか後始末は一人でさせてくれた。




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これも、俺のモノ8

ようやくしゃぶる許可をもらい、口に含む。
術後、初めて咥えるオチンポ様だ。
奥まで使ってみろ
と言われ飲み込むと、案外えづく。
ああ、深く飲み込めないと少し落胆。
でも、何度も何度も挑戦する。
お口にいっぱいは幸せ、でただ舐めしゃぶるだけなのに思考がフワリともやがかかってしまう。
余所事なんかより暁さんが優先されて、ついには目の前の暁さんだけしか思考の中にいなくなる。
ここまで脳がトリップできるほどに私を堕とせるのは暁さんだけだ。

そして、暁さんに「タオル」と告げられる。
どれだけ吐くかわからない私はバスタオルを敷くことを選んだ。
そして暁さんのまえで可能な限り喉の力をぬく。
イラマ、の始まりだ。
何度も何度も喉奥をつかれる。
えづき、吐きながらも口を何度も開ける。
酸素が足りない、脳が弛緩する。
苦しいのに嬉しい。
たくさん、使ってもらえて嬉しい。
そんな私の喉を何度も犯してくれる。
苦しいのに舌を這わせる私を見て
嬉しそうだな
と、声を落としてくれる。
うなづくだけの私をどう見ているのだろう。
ひとしきり、楽しんだ暁さんが私を拭いてくれる。
まだ汚れて吐き残しのある口にも口付けて舐める。
よく出来ましたのご褒美。
戸惑いなく、受け入れることができた。

まだうまくイラマができないと嘆く私に持ってきたものを取りに行くよう指示が出る。
今回、ローションとイチヂク浣腸を持参するよう指示があった。
おもらしが怖いなら
とバスルームに連れて行かれる。
シャワーで浴室を温めてくれる暁さんは
どんな格好がお好みかな?
とニコニコと笑う。
その笑顔に促されるように、私はペタリと床に膝をつき手をついた。





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プロフィール

灯里

Author:灯里
M奴隷二年目
愛奴と呼んでいただけるようになった灯里と飼い主である暁さんとの関係
ここは灯里から暁さんへの報告書であり二人の間の色々を残す場所です。
やっと卵から孵ったくらいの私がどんな姿になるのか
暁さんの「願望」と私の「願い」が重なるときにどんな化学反応が起こるのか。
日々と逢瀬と想いを綴っていこうと思います。

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