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これも、俺のモノ7

再度、腰掛けられた暁さんの側で座る。
少し、離れてると呼び寄せられる。
足を正座している私の脚に乗せた暁さんは、靴下を脱がせるよう指示をする。
靴下を取ると、冷えた足がある。
手で包んで少しでも、と温める私を見る目は暖かい。
舐める許可をもらい、舌で暁さんの足を感じる。
指の股も、足の裏も、踵も、アキレス腱も口付け、舐める。
そう、いつもの行為。
でも、それに没頭するのは幸せ。
大好きな人の、一部を粘膜で感じられるのは幸せ。
左右どちらの足にも口付ける。
気持ち良いかはわからないけど、でも私はとても嬉しくなる時間だった。

膝に、腿にと口付ける場所を移すと、ボクサーブリーフ越しに暁さんの股間の膨らみが感じられる。
控えめに近づくと、顔を押し付けられる。
いっぱいに胸に吸い込む様子を見て声を落とされる。
頭にモヤがかかる私はうまく理解できずにいるともう一度それを告げられる。
誰のでもかわらない
そんな事はない。暁さんの、だから私はそこの匂いがすきだ。
暁さんだけにしか喜べない匂い。
首を横に振り違うこれが良い、と告げる私をどう見たのだろう。
更に、顔を押し付ける姿はきっと楽しんで下さったとおもう。

下着を脱いで素の、オチンポ様ともご対面。
舐めていい、とはまだ言われていないけど、クンクン、するとカウパーのねばりを顔に塗りつけてくれる。
覚えとけ、ほら
と擦り付ける暁さんに私はマーキングされている。
暁さんの匂いがついた、暁さんの物
甘美な陶酔。
暁さんにだけ使ってもらえる女という幸せに酔う。

舐めるだけ、の許可をもらいペロペロと舐め始める。
咥えていいとは言われていないので唇で挟むまで、しかできない。
それでも嬉しくて鈴口の辺りに吸い付いたり、亀頭の辺りを舐め回したりしている。
カウパーを舐めとり吸い取る私に、暁さんの顔がほころぶ。
笑顔を見せてもらえるのが嬉しくて、舌を必死に伸ばした。


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これも、俺のモノ6

暁さんの行為にグニャリ、と崩れる。
暁さんの膝の上、だ。
快感から、ではない安堵からのそれは私の感情の氷山を打ち砕く。
泣く。ぼろぼろ、と泣く。
肩口に顔を埋め兎に角泣く。
手の甲で涙を擦ろうとすると、制される。
これも、俺のモノ
舐めとる暁さんに溢れる涙が止まらず、何度も頬を舐められ目尻を吸われる。
私に向ける笑顔がその言葉に嘘がないことを教えてくれる。

流す涙の一滴まで、私を欲してくれる人がいる。
こんなに嬉しいこと、はない。
頭の先からつま先まで、なんて生易しい独占欲ではない
流す涙まで所有されること、に恐怖ではなく狂気でもなく、安らぎを感じたのだ。
涙は血液から色素を抜いたもの、という。
つまり血の一滴まで、暁さんのモノなのだ私は。
そこまで欲してもらえる喜びはなにものにも代えられない。
グスグスと泣く私に、暖かく笑いかけながら
また、こうなったら言え。いくらでも舐めとってやるから。
そう告げた暁さんは、眩しいくらいだった。

立て、と告げられる。
立ち上がる私はどこを向いていいかわからずぐるぐるすると
主に尻をむけるのか?
と笑うので、暁さんに向き合いあたまの後ろに手を組む。
お仕置き、しないとな。
そう告げて、頬を、胸を、背中を、脇腹を、臀部を、脚を撫でる。
加虐嗜好を楽しまれるときの顔、をしてスルスルと指先で掌で撫でていく。
暁さんのモノを大切にできなかったのだから、お仕置きは当然。
痛みが降りてくることを想定し身構える。

身構えてビクつく私の頭を抱えて口付ける。
あたまがパニックになる。
なんで、キスしてくれるの?なんで?なんで?
手を首に回すように指示されるまで動かなかった私を笑いながら見てくれる。
言われるままに舌を差し出し、唾液をためて交換する。
暁さんは私の唾液をのみほし、ほら美味しいと笑う。
その顔には嫌悪の感情など微塵もない。
そうして私を可愛がる理由がわからない。
私は私がやはり大嫌いだ。
でも暁さんは事実、私をこうして可愛がってくれるのだ。
愛奴だから、俺の宝物だからと。
慈しんで、気にかけて、大切にしてくれる人の為にもせめて大切に私を扱わないといけない。
だって、私はその人の所有物なんだから。
私自身、という括りでは多分私は私を大切に出来ない。
でも、暁さんに大切にされている所有物をきちんとケアすることはできるかもしれない。
臆病で怖がりで自分が大嫌いで。
そんな私を丸ごと包むと教えてくれるその人のために
貶めず、傷つけず、慈しむこと、を忘れないようにしようと思う。



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これも、俺のモノ5

一通り打たれて、上も脱ぐよう指示されて今度は正面を向く。
背中を丸めてると怒られる。
俺の奴隷だと誇りを持て
自分の怯え、が姿勢に出てる。あたまの後ろに手を組み、肘を広げる。
よしよし、と笑う暁さんは私の正面に立たれた。

ニコニコと笑って私の左胸に平手を打つ。
赤く色が差す。
日焼けできない肌、なので白いのだ。
あーあ、こっちだけ、赤いな
とニコニコと私に詰める。
期待されてる回答はひとつ、だろう。
反対も、お願い…します
そう告げた私に、満足げに笑いながら
同じじゃあつまらんな
と右の乳首は捻り潰される。
こうやってな、一度手を離して…血が回ったところで…
と繰り返し潰される。
ギャアと鳴く私を笑いながら何度も何度も頭が焼き切れるんじゃないかというくらい痛みが繰り返される。
でも、逃げない。
目を開き顔を見るよう命じられてる私は暁さんの顔を見つめている。
ほら楽しい、という顔は本当に楽しそうで、愉快そうで。
その目に釘付けにされた私は、昆虫標本の蝶のように逃げられないのだ。

一頻り、抓り潰すを繰り返されてフラフラしてる私に
お前のどこが、汚れてるんだ?
と問われる。
そう、トラウマ起因の自分への嫌悪、心無い性的な悪戯の数々
基本的に暁さんに会うとき以外はパンツスタイルかロングスカート
膝丈より短いものをはくときは厚手のタイツ、夏場でもトレンカやレギンス
これが手放せなくなった。
見られるのは怖い、とても。
慈しみのない暴力的な欲の対象になるのは恐ろしい。
合意のない行為をしようとする人は怖い。
それだけ、自分に影響を与えてきた自分へ対する自己蔑視、自己嫌悪の結果
私は私を心から汚いと思っている。

それを逢瀬の前の不安定の波で告げてしまい泣きじゃくりフラッシュバックを起こし、なんとか自傷は踏みとどまったものの、心のバランスを失っていた。
酷いときは漂白剤で身体を洗おうとしたりしていたのだ。
それは、暁さんの物、という自覚があったのかなんとか堪えた。
そんな私を嗜める。
全て汚いと答える私を、暁さんは舐め始めた。
腹部、臀部、腿、脇、顎、と
全然汚くない。美味しいぞ?
そして叩かれて高揚して濡らしてるそこも
ほら、お前の蜜だ。美味しい。
心からそう思っているんだよ、そういう顔で舐める。
暴れたくなる心と許されてると喜ぶ心が拮抗する。
やだ、だめ、という私に異論は認めないという意思を目で示される。
心ごと、体ごと全部愛おしいんだよ、と示してくれる。
文字で逢瀬前から示してくれていた気持ちを、言葉で行為で示されて私は崩折れた。



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これも、俺のモノ4

部屋について珍しく?暁さんはお手洗いに向かわれた。
一人部屋に残された私は右往左往。
そして私がトロトロ歩いてたのに待っててくれて我慢させたかもしれない、と申し訳なくなる。
テレビがついていて、朝の情報番組が流れてはいるけどもそれを見るでもなく
コートとストールを外し、お弁当やカバンを棚に収め所在なく部屋でぼぅっと立っていた。

お手洗いから出てきてスーツを脱いだ暁さんが声をかける。
ぎゅむ、と抱きしめられる。
あわあわおどおどとする私。
背中、手、まわせ
と怒られる。
おずおず、と手を回すとよしよしと撫でられる。
いつも程度、の弱り方だとここで泣いてしまっているのに心の中の氷がまだまだ硬くて頑なな態度が崩せない。
そんなことわかってる、といった感じで温めるように甘やかす暁さん。
お前は、何だ
口付け、鼻頭と鼻頭がくっついているような距離で話す。
俺の奴隷、愛する奴隷だから愛奴、わかるか
ごめんなさい、と繰り返す私を宥め撫でる。

ソファーに掛けられた暁さんのそばに行って良いか解らず逡巡する。
でも、すぐに手のひらをひらひらと招く暁さんに呼ばれる。
何か言いたいこと、あるだろ
と私に告げる。
悪い子だった自分の反省の弁を述べると、両の頬を抓られる。
そんなこと、じゃないだろ?
負の思考に沈む根底の感情を出せとばかりにグリグリと抓られる。
会いたかった、寂しかった
ポロリと転げる心の氷の一角にほら、と抱きしめてくれる。

抱きしめられて今回、初めて体から力を抜けた。
暁さんの空気も和む。
嗚呼、心から欲してたものがここにある。
暁さんの体温
暁さんの心音
暁さんの肌

まだ、頑なで意固地な心は素直に喜ぶ状態には遠いけど
欲しかったものを感じることに集中しようと腕をお腹に巻きつける。
どんなに寂しがっても放してやらないぞ
そう言って、笑う暁さんに救われる。
少しづつ、氷に亀裂が走り始めた。
暁さんの温度、触り心地、匂いを堪能する。
そんな私を静かに撫でてくれる手は温かくて、宥めるように慰撫している。

着衣のままご挨拶。
もう、頭がうまく回らなくて言葉が出ない。それを素直に伝える。
めくれ
と声が飛ぶ
一瞬、考えて厚手のタイツと1部丈のインナーを脱いでスカートをめくる。
上も、と言われセーターとインナーをまとめてめくる。
見られる、のが恥ずかしい。
見られる、のが申し訳ない。

ああ、まだなのか。まだわたしは泥沼から抜け出てないのかと自己嫌悪に陥る。
そんなわたしに気づいてるのかもしれない、けどそれに構わずわたしを回れ右させる。
ちょうど良いところ、にあるな
意味がわからずキョトンとする
前を見ろ
鏡がある。
ちょうど良いところ、にあるな
まだ、意味が今ひとつわからない。
何度も言わせるな
お尻に平手が飛ぶ。
ああ、鏡がわたしを映しているのか。
ちょうど良いところ、にあるな
恥ずかしさにすぐ答えられないと乳首をブラから出されて潰される。
はい、と答えると目をそらさないように命じてお尻を平手打ちし、鷲掴み、乳首を捻り潰したりと責めを加える。

爛々、と輝く暁さんの目が鏡に映る。
よく見知った鏡に映る女の痴態より、わたしの目は暁さんの目線や動きを鏡で追う。
この顔が見たかった
と、私の中の独占欲が満たされる
この顔は、私だけが見せてもらえる顔。
ゾクゾクと独占欲が私の背中をなぞる。
ショーツは、いつの間にか剥がれてたのか脱ぐよう命じられてたのか床に転がっている。
そんなわたしを追い込むように打たれる。
ギャァギャァと鳴く私に良い声を出せるなと楽しげに打つ暁さん。
それが嬉しくて辛いのに大丈夫と言ってしまう。

暁さんが楽しそうに私で遊ぶ。
その顔は鏡に映る。
その声が私の耳に入る。
この状況が私の存在を肯定してくれる。
暁さんの「愉悦」のための存在になれるのは私にとっての悦びで存在を肯定される許し、の一つだ。
マゾヒズムの性的願望もサブミッシブの従属願望も満たすこの時間は
痛いことをされてるはずなのにとても満たされて幸せになれる時間だ。
少しづつ冷えた氷山をこの満たされた思いが温めてくれていた。




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これも、俺のモノ3

到着が近い旨の連絡が届き、待合からロータリーへ。
車に乗ると
おかえり
といつもの言葉。
ただいま、を返す声はちゃんと出せてたろうか?
一気に私は緊張してしまった。
帰ってこれて嬉しい、久々にお顔を見られて嬉しい、のに私はここにいていいのかと怯える私がいる。
ほれ、と出された手を取るだけで震える私は繋いだ手に強張る心を出さないようにしたいけれど
暁さんの手を傷つけないように、空いている左手を固く握り締めるだけで精一杯だった。

カーナビの画面に映る朝の報道番組が鳴り響く車中。
季節柄なのだろう賑やかで明るい話題で女性解説者なのかレポーターなのか声が耳につくのに
無言でどうしたら良いかわからなくなってる女がいる。
そんな空気を破るように、暁さんは私のスカートをペロっとめくる。
小さくなり膝頭を見るだけだった私が、おどおど、と暁さんの顔を見上げる。
ん?と笑顔を見せる暁さんの顔を見て視線で訴える。
声はあげられなかった。
恥ずかしい、怖い、見られたくない
心の中では声がするのに口に出せない。
膝頭に視線を戻すとタイツに包まれた足を撫でさする。
びくり、と反応する私を見て満足をしたのかスカートを戻してくれた。
顔を見る、と変わらず穏やかな暁さんの顔で、取り敢えず粗相はしてない、のだろうと少し安堵する。
5分にも満たない短い時間のいたずら。
けれど、多分小さくなるだけの私以外の顔を引き出したくてしたいたずらかもしれない。
それに気づける余裕、はなかった。

そんな私を乗せた車は、いつもの街のいつものホテルに到着する。
いつもより少し離れ気味に歩く私を歩幅を合わせて待ってくれる暁さんに少し申し訳なくなりながら部屋に入った。




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プロフィール

灯里

Author:灯里
M奴隷二年目
愛奴と呼んでいただけるようになった灯里と飼い主である暁さんとの関係
ここは灯里から暁さんへの報告書であり二人の間の色々を残す場所です。
やっと卵から孵ったくらいの私がどんな姿になるのか
暁さんの「願望」と私の「願い」が重なるときにどんな化学反応が起こるのか。
日々と逢瀬と想いを綴っていこうと思います。

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