暁さんの指示通りM男さんにメッセージを送った。
暁さんの読み通り飼われたいという返信があったのだけれど
暁さんの「主→奴隷→奴隷のペット」という倒錯した関係の希望と
私の中の「主の願望>私の中の加虐欲」という優先順位を説明するとM男さんから一旦保留の連絡が来たのだった。
保留の連絡をするも私を様付けで指摘するまで呼んだりと「上位」に感じてる発言は続くのだけど
私の心はドンドンと冷え込んでゆく。
恋愛シュミレーションゲームをされたことがある方は想像つくだろう
A:ココで少し褒めてあげるB:まだ褒めないというように選択肢が頭の中に出てくるのだ。
フローをこなしていく、まるで私ではなくて私が作り出した「灯里さま」を私が腹話術で操っている感覚に陥る。
違和を説明したくても、違和を発したくても言葉を綴って説明することが出来ない。
身体症状に不眠が出ていることを訴えるのと
身体と心がリンクしてない違和感を訴えるのが関の山で
殻を破って訴える行為を起こせない。
離れているから訴えを起こせない心は伝わらない。
「暁さんの欲を叶えられない私なんか壊れてしまえ」
と悪魔が囁くのを押し留める。
「もしかしたら暁さんは心ごと私を壊してしまいたいのか」
という疑念を覚えた心を懸命に宥める。
そして、朝が来てしまった。
ランキングに参加しました。
よろしかったらクリックしてください。