暁さんが足りない
そんな風に思う夜がある。
枕を抱いてぬいぐるみに顔を埋めて
それでも心の中の寂しいの塊が消せなくて。
深夜でとてもとてもじゃないけどメールを送るのに躊躇う時間にそれは発作的に出て来る感情だ。
寂しい、暁さんが足りない。
安堵できる体温が
苦しいほどに抱いてくれる腕が
頭がおかしくなるような甘い痛みが
壊れて暁さんだけ求めてる時間が
足りないなぁと悲しくなる。
大好きだから足りなくなるのだけど
愛してもらえてる自覚があるのに足りなくなるワガママな自分が嫌にもなる。
そんな夜には
空を見上げる。
空なら暁さんの上にも時間差はあるかもしれないけど同じものが広がるから。
雲は暁さんが住んでるところから私の住んでるところまで流れてくるはずだから。
安らかに眠ってますように。
早く、会えますように。
そう念じながら窓を閉めて布団に戻る。
今日も、愛してます。
今日も、お慕いしております。
そう、唱えて目を閉じよう。
きっとわかってると言ってくれる暁さんに夢で会える。
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