喫茶店で朝ごはんを頂き本屋を巡る
1人の旅先では私は必ず本屋巡りをするのだ。
知らない土地の書店は何気に地元情報があったり
その土地出身の作家さんの特集が組まれていたりと
本の虫の私には得るものが多い行為だ。
スマートフォンの充電が心もとなくなってきたのでファーストフードで充電しながらお茶をしていると
なんとか終わった旨の連絡を貰い繁華街の駅へ迎えに来てもらう。
暁さんとお昼に美味しい麺料理を頂いた。
以前の大きい街デートでも訪ねた店でこの街でしか食することができないこともありおねだりしてしまった。
暁さんのお買い物におつきあいする。
お目当てのものを買って時計を見ると2時間強という半端な時間が余っている。
半端に余った時間は漫画喫茶のフラットシートのお部屋でゴロゴロする事にした。
天気が良ければ観光もおねだりしたいけどあいにくの空模様だったので余り新幹線駅側を離れるのは得策ではないと思ったのだ。
お昼寝をする。
フラットシートの部屋で眠られてる暁さんの顔を眺めているだけでもにやけてしまう。
イタズラを仕掛けようかなーなんて思うけど公共の場なのでやめておく。
それに一応室内の注意書きにもわいせつ行為禁止って書いてあるし…ねと。
目を覚まされた暁さんの肩や背中をもんで顔のリンパも流して差し上げる。
顔のマッサージの時は私の胸を枕に寄りかかって下さったのだけど
いい意味でこの付き合いの中で暁さんの「気負い」も無くなってきたのかな、とふと思った。
私が自然に甘えられるようになってきて先回りしたり気を遣ったりを必要以上に考えないようになってきた中で
暁さんも「尊敬を損なわない」安心感?をもしかしたら持ってくださってるのかもしれない。
それ程に無防備な暁さんを見ることができた。
関係性が育つってこういうこと、なのかもしれない。
帰りの新幹線で暁さんの背中を見送りながら思った。
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