初めてお会いする時に、何か用意するものはないかを聞いた。
おにぎり
という一言に私はおもわず裸の大将か!山下清か!と実はなった。
や、突っ込まなかったけど。
でも、本当に意外だったのだ。
だって初めて会うんだよ?
写真でしか顔は知らないんだよ?
電話の声しか知らないんだよ?
相手がどんな生活送ってるかもわからないんだよ?
そんな相手の作った食べ物をおにぎりでも口にするって…すごい
それと同時に襲ってきたのはプレッシャーだった。
この人は、まだ直にあってない女をここまで信じてるんだ、というプレッシャー。
おかしなものを混ぜないという信頼を寄せておにぎりを持って来いと言ってくれたんだ、と。
この、おにぎり習慣は真夏の逢瀬だったり大きい街の逢瀬だったり以外は
今でも毎回ご用意を命じてもらえてる。
お好きな具は昆布とオカカとたらこ。
今までにはそぼろ、筍ご飯、炊き込み御飯あたりはそれ以外でもおにぎりにしたと思う。
おにぎり以外にも余裕があればおかずも作っておにぎり弁当にする。
卵焼きはお砂糖の入った甘いものを
お野菜のおかずよりお肉。
必然黄色と茶色しかない弁当になってしまう。
それでも笑顔でぱくついてくれるなら楽しいし嬉しい。
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