私はあまり他人様の体温が得意じゃない。
家人ですらよほど体調と気分が良くない限り触られるのを厭う。
親子のスキンシップが少ないとそうなるとは聞いたことがあるけども
あまり、くっつかれるのは好きじゃない。
でも、暁さんとはお昼寝ができる。
腕枕に入れて貰って、頭の上には暁さんの顎があって
抱き枕のように抱かれて眠る。
頭の上からくぅくぅと、たまにぐーぐーと寝息や軽いいびきが聞こえる。
それを感じながら目を閉じるとすぐ、すぅと眠りの世界に一直線。
そして、当然のようにお互い裸なので体温どころか皮膚がぴったりくっついている状態で眠っている。
暁さんから、気を許されてるからこうして抱き枕にしたままでおやすみになって貰えるんだなという安堵感も、もちろんあるけど
私自身も暁さんに心を委ねることが出来るからその状態に戸惑わず眠るのだろうなと思う。
無防備を晒して居られるのはそこが居場所だから、なのだ。
ピタッとくっついて眠る時間。
お互いの体温を分け合ってぬくぬくホカホカ
暁さんの鼓動と寝息が子守唄。
へたな暖房より暖かくて心も休まる時間。
早くまた、そこに帰りたくて仕方ない。
ランキングに参加しました。
よろしかったらクリックしてください。