私にはとても大きな傷がある。
身体にある傷、では無く
心にある傷だ。
その傷を「再認識」すると
残念ながら私は平常心を保てない。
故に、誰にも口にせず触れさせず奥に奥にしまっていた。
私も平素は忘れるように勤めてるし考えないようにしてるくらいの傷なのだ。
でも、私が「暁さんのお相手する人が増える訳でも無い」のに複数を嫌がることが
どうやら暁さんにとっては不思議だったようだ。
そして、酷く不安定になる理由がよくわからなかったようだ。
大きなフラッシュバック症状を伴いながらこの傷は暁さんに明らかにされてしまった。
文字にするにも苦痛で、一時この傷が原因で私は自傷とも言える行為に走っていた事もある。
それを抑え込む為に、もう二度と自らを自分の手で傷つけないためにしまいこんでいた事柄を明かした為に
相応に不安定になり、寝込んだ。
そんな私の傷を「知って」しまった暁さんに私は心の乱れをそのままぶつける
どんなに美しい珠でも
傷が付けばゴミなのに
なんで敢えてこんな傷だらけのモノをえらぶのです?自己否定も卑下する事も暁さんによって禁じられた筈なのに禁を破り文字にした言葉に
ゴミ?
傷があろうがなかろうが人それぞれに大事なものは違うだろ?
傷があるとも思ってないがな
もし傷があるなら磨いて傷を直せばよい♪
俺が磨いてやるさと返してくれる
なんでそんなにまでして受け止めるのだろう?と不思議になる。
泣くお前も可愛いんだけどな(笑)と砂糖菓子を与えるように甘やかす。
この傷を暁さんに知られた以上恐らく、傷から逃げる事はもう許されないのだと思う。
でも、一人で向かい合うのでは無くて暁さんと向かい合う事になった。
向き合うたびに、泣き喚くだろう私の背中をさすると決めてくれたようなのだ。
もしかしたら、今得てる仮初めの安定ではなくて、真の安定を得る事は叶うのかもしれない。
それを期待してしまう私は浅はかなのだろうか?
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