ようやく会えて、触れて、満たしあえて
そうすると心に私が無意識でかけてたロックが外れる。
おそらく私は、ある一定以上心が弱ると自分の弱さを対外的に出さないようにしたがって
心の声が口に届くまでの関所を作ってしまう。
あった後すぐの帰り道でもこんなに寂しいのだ。
でも、それをすぐに暁さんに告げられている。
心はポカポカだけどやっぱり寂しい駅で降ろされて車を見送るのは切ない。その切なさを逢瀬直後の私ならすぐ言葉にできるのに
今回の逢瀬前、5ヶ月のご無沙汰期間の後半はこういったちょっとした寂しさも言葉にすることが怖かった。
暁さんの心には文字で触れてる、とはいえ
生身でぶつかり合い、触れ合い、生の声で聞く言葉ほど私を満たしてくれることは無い。
そして満たしてもらって初めて私は怖がらずに心を暁さんに渡せるのだ。
満たされてない期間は
どんどん私を頑なにして
どんどん私を怖がりにして
どんどん私を弱虫にした
だから、心を文字にすることをためらい怖がり
逢瀬直後の私のように軽やかに文字を綴ることができなかったのだ。
定期充電って本当に大切。
まだ残る臀部の痛みと
少し残る暁さんの匂いを感じながら
新幹線のシートに身体を埋める。
ありがとうございます、と文字を送った私に楽しかったと返してくれる暁さん。
それは偽らざる気持ちなのを先ほどまでの声や顔、態度が教えてくれている。
大好きを素直に渡せる私にやっと戻れて、帰路につくことができる幸せ。
格安チケットについてるドリンク券でビールを求めてこの幸せを肴にグイッと飲んだ。
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